2016.10.09
大森の「仮称T-HOUSE」、カメラマン鈴木さんの写真がまだ完成していないのでとりあえず前座から。山本卓郎建築設計事務所、自社撮影の写真をご紹介したいと思います。



まずは建物外形、左官仕上げの多い弊事務所ですが、久しぶりにガルバリウム鋼板の外壁に挑戦してみました。コンテナのような外観を欠き込んで窓や小さな庭のためのスペースが作られています。



欠き込みを屋内側から見たところです。この住宅における最大の空間・書庫は三角形の欠き込みが作る小さな庭に面しており、ちょっとした緩衝空間を置くことで前面道路とはワンクッションを置いて接するように計画されています。



キッチンとリビングルームです。シナ合板とメープル材を基調にした、シンプルながらも健康的な雰囲気です。



午後になると書庫には日が差し込み始めます。中央の机は欠き込みあり、建物と同じ格好をしているところがポイントです。一応、家庭教師仕様ということでこういう形になっています!



二世帯住宅なのでキッチンはもう一つ。夕方の光が居室の奥まで柔らかく届いています。



書庫の夜景、全ての扉を全開した状態です。蔵書を保護するために普段は扉が閉ざされ光が遮られているのですが、豊かな時間を過ごすための居室という面もあり、必要に応じて外部へ開放することが可能になっています。是非たくさんの蔵書と共に贅沢なひとときを過ごして頂きたいものです。

以上、仮称T-HOUSEの自社撮影写真でした。次回は建築写真家鈴木研一さんの写真をフィーチャーして、住宅の全体像を紹介して行きたいと考えています。是非ご覧になってみて下さい!

2016.10.09
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