2016.12.24
年の終わりに二件、掲載情報を。いずれも海外の雑誌です。



一件は「de architectura」、白い洞窟の家が取り上げられています。





この雑誌、以前から早稲田大学の図書館で見ていてイタリアの雑誌だと思い込んでいたのですが、弊事務所広報部長(イタリア留学歴4年)の指摘「イタリア語に似ているけどイタリア語じゃない」により、ルーマニアの出版社だったということが判明しました。

確かにミラノで出会ったルーマニア人の医学生が「イタリア語とルーマニア語は意思疎通が出来る」と言っていたのを聞いたことがありましたが・・。ルーマニアは元々ローマの属州ダキア、国名も「ローマ人の国」という意味だから、東ヨーロッパの中では例外的にラテン系言語ファミリーの一員だったようです。知識では知っていても体験として知ったのは始めてのこと。



もう一件は中国、雑誌名「○○TRENDS」(日本語では表記不能)、大きなテラスの小さな家が掲載されました。





先月掲載されたMD+でも「大きなテラスの小さな家」の翻訳は「小房子、大露台」でした。まあ、当たり前と言えば当たり前かな・・。中国の雑誌は微妙に文章の内容が分かるのが好きなところ、これも東アジア人ならではの楽しみ方でしょうか。ベトナム人や韓国人とも漢字を介してコミュニケーション出来る可能性があると思うと、ちょっと愉快な気分になります。ヨーロッパでも言語ファミリー間ではこんな風に楽しんでいるのかな?

以上、今年最後の掲載情報でした!

2016.12.24
 2016.12.06
香港デザインセンター主宰 Design For Asia Awards 2016、表彰式とガラディナーパーティー出席のため香港に行って参りました。





上写真は11/30に行われた表彰式の模様。どういうわけかDesign For Asia Awardsとは相性が良く、今回で三回目の受賞になるのですが、表彰式に出席するのは初めてです。香港は国策としてデザイン分野の産業育成を目指しているためこのジャンルに対する注目度も高いようで、プレスが沢山来ていたのが印象的でした。



コンベンションセンターにおける展示の模様です。同じく銀賞を受賞された、妹島和世さんの作品と並んで展示されていました。ちょっと嬉しい!



写真は受賞者および関係者・招待客によるガラディナーパーティーの様子です。出席者はテーブルの数から推定して300人以上、規模も圧巻ですが派手な演出にも目を見張ります。







さてさて、かつてはこのブログに長大香港旅行記を書いたものですが・・。最近ではそのような連続イベントの報告は、こまめにアップの出来るFacebookに役割を譲りつつあります。建物探訪や雑感なども交えつつ、より詳しく香港での出来事を紹介していますので、良かったらそちらもご覧になってみて下さい。
→ Facebook



駆け足ではありましたが、表彰式の他にも香港在住の友人に11年ぶりに会ったり香港の新しい建物を見たり、成果の多い充実した滞在とすることが出来ました。

今回ブログを書くにあたって過去の記事を読み返して見たのですが、表彰式の帰りは大抵「次回はさらに上の賞を獲ってまた戻って来られるよう、引き続き頑張りたい」とまとめられていました。今回の香港では銀賞ということで、公約(?)通り少し上のポジションで戻って来ることが出来ましたが、感じることはやはり同じ、もっと上を目指して頑張らないと・・でした。いつかそう思わずに済む日が来るのかどうかは分かりませんが、少なくとも再び香港を訪れたいという気持ちは変わりませんし、その際に現状から進歩していないようでは話になりません。さらに一歩進んだ立場で香港に再会出来るよう、ますます頑張って行かねばと考えています。

2016.12.06
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