2015.04.18
この度「大きなテラスの小さな家」が竣工を迎え、お施主様のご厚意によりオープンハウスを開催させて頂くことになりました。場所は都営新宿線一之江駅から徒歩8分、4月26日(日)の11時から18時までの開催を予定しています。



その名の通り非常に贅沢なテラスを持つこの家、「プライベートな屋外空間を持つことは屋内空間と同様に住まいにとって重要なことである」という我々の考え方がそのままコンセプトになっています。最大の見せ場はもちろんテラスを貫通し通り抜ける光の明るさ・爽やかさですが、それを実現させるためにコンパクトにまとめられた居室の立体感も見応えがあるものになっている筈です。



上は4月18日現在の現場の様子。まだ足場が撤去されていない!ちょっと心配ですが、現在急ピッチで仕上げの作業が進んでいます。さてさて、どうなることやら・・。

なお、オープンハウスの詳しい情報については、以下のような案内を用意しております。



情報が拡散しすぎるのを防ぐ為にここでは低解像度で掲載していますが、ご依頼頂ければ下記案内をpdfなどでお送りしようと思います。ご希望の方は、info@takuroyama.jpまたは03-3207-4570までご連絡下さい。質問なども遠慮なく!

それでは、26日に現地でお会いしましょう。皆さんのお越しをお待ちしています!

2015.04.18
 2015.04.04
遡る事約十日。晴天ながら寒風吹きすさぶ岡崎にて「Cafe Organica」建て方の作業が行われました。



建て方の朝、現場はいつにも増して早くから起動を始めています。朝7時半過ぎ、いち早く到着していたレッカー車がアームを伸ばし始めました。長い一日の始まりです。



大工さん達が集まり、簡単な打ち合わせが行われます。本日の主役は間違いなく大工さんチーム、設計チームは遠慮して何となく遠巻きにしています。



当然のことながら、作業は下から進行して行きます。前日までに敷いておいた土台の上に次々と柱が据え付けられ、それらを架け渡すように梁が取り付けられて行きます。



一層目がほぼ完成、根太レス工法の為、すぐにその場で床の合板が張られて行きます。気がつくと、いつの間にやらなんだか建物らしい姿が現れ始めました。



作業の途中で鉄骨の部品が搬入されて来ました。サイズの大きい部品は後から建物の中に運び込むことが難しいため、建て方の途中で建物の中に入れてしまいます。上は階段を支える鉄骨部品、空高く吊られている様子はなんだかフェリーニの映画のよう。今思い出すと、あのシーンって映画の筋と全然関係なかったよな。



午後3時頃、だんだんと建物の形が出来上がって来ました。

建て方は現場の様子が最もダイナミックに変化する一日なのですが、予め全ての部品の段取りを終えているため、大工さんが忙しそうなのとは対照的に我々設計チームは案外ヒマで、組み方のチェックをしつつも敷地内外をブラブラとしています。我々の仕事は何か不測の事態が起こったとき、即座に計画を変更し作業を中断させずに的確に問題に対処すること。過去には何度かそのような事態が発生したものですが、今回は果たして・・。そんなハプニングに備えて、熱心に敷地の周囲を散歩して回ります。



3時半頃、作業チームが休憩に入ったところを見計らって建物の内部に入ってみました。周囲から半階分高くなったカフェ部分、想像していた通りの雰囲気です。景色も当然素晴らしい。



半地下になったカフェ下の住宅部分、腰の高さまで守られたちょっと穴蔵的空間。毎度のことながら、このまま壁を張らなければ素晴らしい開放感なのに・・と思わずにはいられません。



午後4時を過ぎた頃、既に建物の形は大方出来上がっています。クライアントであるNさん奥様と共に一枚。



午後5時頃、全ての作業が終了しました。建て方終了後は落下防止シートを広げる予定でしたが、あまりに風が強いのでしばらくは帆を閉じたまま様子を見る事に。手前はNさんと、Nさんに何か尤もらしく解説してるっぽいスタッフ作本です。



屋上から見る岡崎の街並み、想像していた通りの素晴らしい景色ですが、それ以上に恐い!3階分の高さのある建物ですが、断崖を見下ろすとほぼ5階建て相当、しかもすごい強風で足場はぐらんぐらん揺れています。大工さんは平気な顔で梁の上に乗っていましたが、我々はカッコつけて大工さんの真似をしたりしないのです!へっぴり腰でなんとか撮影して来ました。

というわけで、無事我々が出動することなく建て方を終えることが出来ました・・。工事としてはいよいよこれからが中盤戦、徐々に現場を訪れる機会も増えて行きそうです。屋上から見る岡崎の花火大会に向けて、少しずつ作業を進めて行こうと思います!

2015.04.04
Top