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本日、7月15日を以て山本卓郎建築設計事務所は設立十周年を迎えました。
アトリエ・ワンを退職したのが2005年の7月14日、独立記念日を15日と決めたのがもう十年も前のこと。退職に際して後輩から贈られたパキラの小さな鉢植えも、二度の植え替えを経てすっかり立派な植木になりました。
それにしても十年とは・・。月並みな表現ですが、「あっという間だった」「実感が湧かない」というのが正直なところです。事務所開設のために最初に行ったのが、夏の暑さを避けるために天井に断熱材を貼る作業でした。タオルを頭に巻きながら天井に断熱材をぶら下げたのが昨日のことのように思い出されます。あれから十年!
この十年で五つの建物が竣工しました。竣工を目前にした六つ目も含め、現在動いているプロジェクトは四つ。たまたま頂いた一つのお仕事を頼りに先のアテもなく事務所を始めたことを思うと、十年間なんとか生き長らえることが出来たのは奇跡的なことだったように感じられます。一方で、もう少し前に進むことも出来たのではないか?という思いもあり、感慨はやや複雑です。
上写真は岡崎で進行中の「Cafe Organica」、外壁が貼られ、ようやく「木の建物」というテーマが目に見えるようになりました。竣工まであと一息!頑張って最後の詰めを誤らないようにしたいものです。
次の節目はおそらく15周年、オリンピックを控えた2020年の夏になる予定です。果たしてその頃我々はどうしているのか?悔いなくこれからの5年間を振り返れるよう、頑張らなければならないなと感じています。
何はともあれ東京は本日も快晴、十年前の今日もとってもいい天気だったのを思い出します。これまでお世話になった関係者の皆様方、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願い致します!
2015.07.15 |
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