2013.06.16
金沢の住宅(仮称白い洞窟の家)プロジェクト、おかげさまで無事内覧会を終えることが出来ました。



例によって内覧会中はお客さんをお迎えするのに大忙しで、その様子を撮影するところまで気が回らず。全て終わった夕方遅く、思いついて大急ぎで記念撮影をしました。



今回は本拠地から遠い場所での内覧会ということで来られる方はどのみち少なかろうとタカをくくっていたのですが、意外にも金沢からだけでなく岡崎・新潟、さらには東京からもお客さんが駆けつけて下さいました。地元からは金沢で活躍中のトイットデザイン戸井さんとスタッフの皆さん、雑誌社の方々やIさんのお友達が来られ、にぎわいのある一日にすることが出来ました。雨の中お越しいただいた皆様方、ありがとうございました。



写真は内覧会後、引き渡しを終えたIさんご一家です。このたびはご協力頂き、本当にありがとうございました。そして改めて、今後ともよろしくお願い致します!

さてさて、三年間通った金沢もこれでしばらくお別れです。



上は三年前、初めて金沢駅に着いた時の西口の風景です。最初は西口が裏玄関だということに気づかず、壮大な寂しさに驚いたものでした。



三年が経ち、新幹線の開通を来年に控えて金沢の駅前も変わりつつあります。再開発が進み、バスターミナルやプロムナードが姿を現しました。

にぎわっている東口に比べて静かな西口を利用することが多く親近感を持っていたのですが、気づかぬうちに様々なものが変わり続けていたようです。少し寂しい(?)ような複雑な気分ですが、変わり続けなければならないのは全ての宿命のようなものなのかも知れません。おそらく我々自身も次に向けて、新たなスタートを切るべき時が来ているのでしょう。

次に訪れる際には、新幹線の車窓から金沢を見ることになるのでしょうか・・。また新たな姿を発見出来るかと思うと、その時がちょっと楽しみです。

2013.06.16
 2013.06.06
かねてより計画を進めて来た金沢の住宅(仮称白い洞窟の家)が、このたびようやく竣工致しました。お施主様のご厚意により内覧会を開催させて頂く運びとなりましたので、ご案内さしあげようと思います。



ついに、という感じでしょうか・・。長い長いプロジェクトでしたが、ようやくお披露目出来る段階に到達致しました。

開催要項は以下の通りなのですが、都合により現地の詳しい場所については内覧ご希望の方にのみお知らせする方式にしています。ご希望の方には案内図をお送りしますので、事前に山本卓郎建築設計事務所までご連絡下さい。

日時:6月15日(土) 10:00〜16:00
場所石川県金沢市木越町
交通JR金沢駅西口より車で15分
当日連絡先:山本 080-3255-5673
山本卓郎建築設計事務所:info@takuroyama.jp







その他、詳しい情報についてはこちらもご参照下さい。ニュースレター形式の案内になっています。
Takuro Yamamoto Architects Newsletter 20130606

金沢は遠隔だという方も多くいらっしゃるかと思いますが、是非お誘い合わせの上お越しいただければと思います。オフィシャルな写真はまだ現像が出来ていないのですが、現在の状態は5月のブログで取り上げていますので、良かったらそちらもご覧になってみて下さい。
http://takuroyama.jp/blog/blog201305.htm

それでは、現地でお会いするのを楽しみにしております。

2013.06.06
 2013.06.01
「建築ジャーナル」6月号が発売されました。早いものでもう六回目、一年の折り返しということになります。



内輪話で恐縮ですが、毎回、印刷の色の出具合に苦心惨憺しています。

私の絵は色付きのラシャ紙にペンで線を描き、色鉛筆で彩色をしています。学生時代から、建物を取り巻く「空気」を描く方法を模索して来た結果なんとなく辿りついた描き方なのですが、ちょっとデリケートなところがあり、スキャンしてデータにしたりするとすぐに色味が狂ってしまってなかなか思い通りの「空気」になってくれません。

特に表紙絵の仕事では印刷という未知のプロセスを経過するため(当然ですが、プリンタとは原理が異なるため全く違う色が出てしまいます)、普段以上に色合いの見極めが難しくなっています。毎回印刷の結果を先読みしてデータの補正を行い、色校正を見てあわててさらに補正を行い、本刷りを見てガックリ来る・・ということを繰り返しています。

それでも最近は多少慣れ、5月号では初めて色校正を修正なしでくぐり抜けることが出来たのですが・・。今月号は色校正の出力がひどく暗かったのでデータを明るくして再入稿した結果、本刷りは逆に明るくなり過ぎてしまいました。無念。

現在データの色の取り扱いについて再勉強を計画しているのですが、その一貫として印刷屋に電話して事情を訊いてみました。色校正ではひどく色が暗かったんですが、私のディスプレイで出ている色が間違っていて、アレが正しいんでしょうか?すると印刷屋さんはケロッと、「ああアレね、絵以外のデザインが入稿されたのが色校正の前日で時間がなかったから、印刷じゃなくてプリンタで出したの」。・・それは色校正ではない。

というわけで勉強も必要ですが、印刷屋のオジさんと仲良くなって現場の情報を仕入れることも大事だと言うことを知りました。来月はいい色を出すぜ!

2013.06.01
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