2009.07.20
I-Mangoが雑誌「コンフォルト」の10月号に掲載されることになりました。撮影に合わせて同時に建物の一年点検もさせて頂くことになり、久しぶりに橿原を訪れました。



一年ぶりの訪問で建物の現状が少し心配だったのですが、撮影に全く問題のない美しい状態が保たれていました。良いコンディションを維持しながらお住まい頂いていたようで、設計者としてこれほど嬉しいことはありません。日々の生活も快適だとオーナーのSさんから伺い、ほっと胸をなで下ろしています。



当日はやや不安定な天気でしたが、濃い雲の合間から時折青空が覗き、なかなかダイナミックな空模様です。白い建物なので、薄曇りに埋もれるよりもむしろこちらの方が綺麗に写ってくれるかも知れません。



撮影して頂いたカメラマンさんはなんと女性!今時驚くことではないのかも知れませんが、初めての経験です。



Sさんご夫妻と赤ちゃんにもご登場頂きました。隣家との関係を象徴的に表すワンシーン。カメラマンさんの入念な演技指導つきです。



やや雲が多い中での撮影開始でしたが、午後遅くには風に流され、青空が多くなりました。I-Mango自慢のハイサイドライトいっぱいに空が広がっています。

I-Mangoはこの他、「住まいと電化」12月号でも取り上げられる予定です。所在地が東京から遠いせいもあり、今まであまり取材して頂く機会がありませんでしたが、これをきっかけにより広く取り上げてもらえるようになるとうれしいですね。発売は9月初旬の予定です。

2009.07.20
 2009.07.17
電化住宅の情報誌、「住まいと電化」8月号にF-Whiteに関するレポートが掲載されました。F-Whiteはこれが雑誌初登場になります。



F-Whiteは我が事務所では初めてトライしたオール電化住宅だったこともあり、オール電化に代表される環境面への配慮と、意匠との両立について思うところを書かせて頂きました。タイトルは「オール電化住宅 F-White 〜中庭式住宅に見るオール電化の可能性〜」です。

「住まいと電化」には12月号でI-Mangoを取り上げて頂くことにもなっており、しばらくお世話になる機会が増えそうです。いわゆる住宅誌と違って内容に専門性が高く、頁の殆どが白黒になってしまうのが少し残念ですが・・。



F-Whiteについては、既に撮影の終えている新建築住宅特集の他にも何件か取材のオファーが来ており、秋以降順次メディアに登場していく予定です。具体的な進捗があり次第、またブログで取り上げて行きたいと思っています。

2009.07.17
 2009.07.12
今回は、家具職人の猪俣さんに作って頂いたF-Whiteのダイニングテーブルについてです。猪俣さんから、製作中の写真を沢山頂きました。



少し時間を遡って、以降は猪俣さんの工房での工程です。



3/31のブログで紹介した材をテーブルの形にならべたところです。まだ材が曲がっているのが分かります。



製材して形を整えた後、板をテーブルの形に接ぎ合わせます。こんな風にやるんですね。意外と単純・・。



接着中、クランプで締め上げています。天板中央の穴が既に空いていることに注意。



脚などの部材も別途切り出して、組み立てて行きます。



そして天板と脚を合体させます。

今回のテーブルでは金物が見えないように組んで欲しいというFさんのご希望から、天板に蟻状の溝をあらかじめ掘っておいて、そこに組み立てた脚と桟をスライドしてはめ込み、固定するという凝ったことをしています。今、まさにスライド中。



最後に、残った溝を埋めて完成!こういう、組子のようにビシッ!とモノ同士が組み合う快感は建築にも通じるものがあります。建物でもこういうことが出来るといいのですが、やはり精度が違うからね・・。



椅子がない状態ではこんな感じ。今回はシンプルを心掛けたので意匠的には特別なことはしていないのですが、天板の真ん中に穴を2コだけ空けました。一応、ノートパソコンをLANとつなぐ時にケーブルを通すためなのですが、ボタンみたいでちょっとかわいくなるかな、と。



テーブルの完成後、猪俣さんをお客さんとしてオープンハウスにお招きしたのですが、その際にお土産として、テーブルの端材で作ったコースターを持って来て下さいました。洒落たことするなあ。

今回初めてテーブルのデザインに挑戦しましたが、家具もやっぱり面白い!これは是非またやりたいですね。椅子はテーブルに比べてはるかに難しいのですが、いずれは椅子も自分でデザインしてみたいものです。自分の設計した空間に、自分のデザインしたダイニングセットが置かれている様を想像すると、それだけでうっとり・・。

いつの日か、必ず。

2009.07.12
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