2010.03.24
「建もの探訪」F-WHITEの回の映像がアメリカの建築紹介サイト「WHAT WE DO IS SECRET」に掲載されました。

http://whatwedoissecret.org/madebyblog/2010/03/f-white-in-motion/



映像的には、You Tubeに載っているものを貼り付けているようですね。しかし、建築紹介サイトの宣伝効果はやはり大きく、掲載されてから急激にYou Tubeでの再生回数が増えています。



これまでのところ、F-WHITEに関しては海外での反響と、国内での反響が結びつかない感じがあり、ちょっと気になっていました。英語で検索する場合と日本語で検索する場合で全く違うサイトが出てくるので、お互いにお互いの情報を見ることが出来ません。

今回、海外の方々には国内での映像を見てもらえるようになったので、今度は逆に国内の方々に海外での反響を知って頂けるように工夫したいと思っています。しかし、どうすればいいのかな?出来れば、日本語で検索しても海外のサイトで紹介された例が出てくるようにしたいと思っているのですが・・。

2010.03.24
 2010.03.06
「建もの探訪」、その後録画を何度か見ました。

最初はハラハラ?しながら見ていたので気付きませんでしたが、よく観察してみると、番組の各所に建物を分かりやすく、かつ印象的に見せるための工夫が凝らされていることが分かって来ました。



例えばオープニング画像です。これは何かな?と思わせておいて・・。



引いてみると航空写真、しかも中庭が傾いていることを視聴者に印象づける導入。なかなか面白いアイディアです。映像ならではの見せ方ですね。



そしてサブタイトル。22度ひねっているのか・・。

最初は22度という角度が強調されていることにちょっと不思議な感じがありましたが、おそらくこれは「ありふれた角度ではない微妙な傾き」であることを、少ないことばで説明するための工夫なのでしょうね。

私自身は結果的に22度であることに意図はなかったのでそれをアピールしようとは思いませんでしたが、視聴者の方には意外とこういう考え方の方が分かりやすいのかも知れません。参考にしようと思います。



渡辺篤史さんが登場するシーン。この直前の様子は、1月27日のブログで紹介されているので、そちらもご覧下さい。



映像を解説しだすとキリがないので、一枚だけ。このアングルの絵がじっくりと紹介されていたのはうれしかったですね。

このアングルは設計時から寝室を代表する重要な一枚だと思っていたのに、たまたま写真撮影時には窓の外の家がリフォーム工事中で、ミッフィーがでっかく描かれた仮囲いが写ってしまっていたので撮影を断念した経緯があります。

今思えば無理にでも撮っておけば良かったのですが、あの時は著作権料がシャレにならないから・・と冗談を言って回避してしまったんですよね。今回映像で撮って頂けたので、ずっと引っ掛かっていたつっかえが取れたように感じられました。



渡辺さんはいつもの名調子。30分のストーリーを牽引する存在感はさすがです。

一方、案内役のFさんは落ち着いた語り口で建物の説明をして下さって、視聴者がついて行きやすい案内になっていたように感じられました。

私が解説すると意図を100%伝えようとしてくどくなりがちなのですが、その点さらりと説明して下さったのが良かったようですね。全体的に非常に印象のいい応対で、建物の好感度を上げるのに大きく貢献して頂けたと思っています。説明の中にはちらっと私の名前を入れてくれたり、本当にFさんには感謝するばかりですよ。ありがとうございました。

ところで後日談。撮影後に渡辺さんが名刺を所望されたのでお渡しした話は取り上げましたが、その後渡辺さんから激励の電話が掛かって来て驚きました。

渡辺さんの建物を褒める技術には定評がありますが、どうやらそれだけではなく結構本当に気に入って頂けたようです。千戸以上の住宅をご覧になっている渡辺さんの印象に残ったのであれば、とても光栄なことだと思いました。これを励みに、また頑張って仕事をして行きたいものです。

2010.03.06
 2010.03.05
本日は話題豊富な一日のようです。先ほど、イタリアの建築紹介サイト「channel beta」から、「F-WHITE」が掲載されたとの連絡を頂きました。




う〜ん、載ってますね・・。トップページのURLは以下の通りです。

http://www.b-e-t-a.net/~channelb/

そして以下は直接F- WHITEのページに入るURLです。トップページ更新後はこちらからお入り下さい。

http://www.b-e-t-a.net/%7Echannelb/projects/076fwhitehouse/index_eng.html



流石(?)イタリアのサイト、なかなかカッコいい感じです。

ただ、著作権の関係で鈴木さんの写真はここでは使えなかったので、私が自分で撮った写真が主に掲載されています。クオリティでは鈴木さんの写真に全く敵わないのですが、他で見ることの出来るものとはちょっと違うので、良かったらご覧になってみて下さい。



それにしても、このサイトからは昨年の11月に掲載依頼が来てデータを送ったのですが、その後ぷっつり連絡が途絶えていたんですよね。年末ごろにそういえばアレは?と思い出してサイトを見てみると、同じアドレス、同じ名前で、家具の通販サイトになっていました。

どういうことなのかはさっぱり分からなかったのですが、通販業者に買収でもされたのだろうと諦めていたら、今日になって掲載したとの連絡が。見ると、ちゃんと元通り建築紹介サイトになっています。一体どういう商売をしているんでしょうねえ。

2010.03.05
 2010.03.05
テレビ朝日「渡辺篤史の建もの探訪」で、F-WHITEが紹介されました。




まだ映像データが手元にないので、取り敢えず「建もの探訪」公式サイトの画像を紹介します。近々映像が手に入ったら、再度裏話も交えて報告したいですね。以下は公式サイトのURLです。

http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/index.html






何はともあれ、無事放映されてホッとしたというのが正直なところです。

果たしてたてもの自身の良さが伝わるだろうか?というのが不安だったのですが、特に気になるような部分もなく、アイディアも分かりやすく説明して頂けたと思っています。Fさんはじめ、関係各位には大変お世話になりました。ありがとうございます。



一つだけしまったと思ったのが、「建もの探訪」公式サイトに載った「建築家の一言」の文章です。取材前に参考の為にスタッフの方にお渡ししたもので、以前建築専門家向けに書いたものだったのですが、一般向けに使用するには固すぎでしたね。まさかこんな風に使われるとは・・。

その後、より柔らかい言葉で説明した文章も作ったので、良かったらそちらもご覧頂ければと思います。写真と一緒に文章のウィンドウが出るので、Pop Up Blockを解除してご覧になって下さい。

http://www3.ocn.ne.jp/~yamamotj/homepage/fhouse1.htm

取り急ぎ、ご報告でした。数日後に改めてゆっくり話題にしようと思いますので、是非ご再訪頂ければと思います。

2010.03.05
 2010.03.04
SHA-ken主催の展覧会、「建築家の色とかたち展」に行ってきました。



SHA-kenには昨年12月13日のブログに記した通り、講演会を企画して頂くなどお世話になっています。今回はギャラリーの一人として参加して来ました。

http://www.sha-ken.org/

今回の展覧会では色とかたちをテーマに、出展者が段ボールを利用して作った造形を展示しています。



上は会場構成も担当したPOINTの長岡勉氏の作品。片面ずつ違う色を塗った段ボールを切り出して積層し、立体を作っています。



色彩面に正対すると単なる色付きの球なのですが、少し視点が動くと段ボールの小口が目に入る割合が高くなり、粗いテクスチュアの中にジワッと色がにじみ始めます。照明が当たっているのに、その効果と一致しない色彩が物体に作用しているように見える様はなかなか不思議な感じ。



そしてこれ。中村竜治氏の作品です。この写真でみると黄色っぽく着色された繊細な 立体格子に見えるのですが・・。



アップで見るとこの通り。実は格子をつくる角棒の平面それぞれが、向きごとに異なった色に塗り分けられています。



だから視点が動くとこの通り!この角度ではピンクがかった色合いに変身しています。

この作品については、動画がYou Tubeにアップされているので、是非ご覧になって下さい。カメラの移動に伴い、カメレオンのように色が変化するのがよく分かると思います。

http://www.youtube.com/watch?v=Mfwthb386V0

ハッキリ言って、これは絶賛ですね。素晴らしい。非常に単純なアイディアながら、複雑な現れ。モノ自体は動かないからこそ、視点の移動を敏感に反映して激しい変化を見せる様子がとても面白く感じられます。これはまさしく、建築の醍醐味そのものだと言っていいでしょう。

少し悔しい気もしますが、いい仕事を見て清々しい気分になって帰って来ました。「建築家の色とかたち展」は3月11日まで、豊島区南長崎のターナーギャラリーにて開催されています。お見逃しなく。

2010.03.04
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