2012.07.20
山本卓郎建築設計事務所「住まいの惑星」展が7月17日無事会期を終え、閉幕しました。



幸い大きなトラブルに見舞われることもなく、500人を越えるお客様にお越しいただけました。会場に足を運んで頂いた皆様、応援して下さった皆様に心からお礼を申し上げたいと思います。

後片付けを終えたばかりで、今回の展覧会が我々にとって何だったのか?まだ整理はついていません。とりあえず会期中にたまった通常業務の処理を優先させようと考えているので、ちゃんと振り返って考えるのはもう少し先のことになりそうです。いずれ冷静に考えられる時期が来るまで、しばらくは休まず走り続けてみようと思います。



なお、7/11のブログで取り上げた「住まいの惑星」展のメイキングフィルムなのですが、苦慮の末YouTubeにアップすることにしました。

→making movie

パーティーの余興用にスタッフが作ったものなので個人的にはこっ恥ずかしい思いがないでもないのですが、楽しそうに作っていた彼らの姿を思い出すと死蔵してしまうのも淋しい気がします。やや青春の過ち的な映像ですが、良かったらご笑覧下さい。

2012.07.20
 2012.07.13
「住まいの惑星」展にて公開中「惑星型採光シミュレータ」の動画をYouTubeにアップしました。

惑星 + F-WHITE動画1







「惑星型採光シミュレータ」は地球を模した球体の上に住宅模型が載せられたもので、自転軸に沿って回転するようになっています。模型には夏至の位置の太陽を模した光源から光が差し込み、内部に仕込まれたカメラがその光と影の変化を捉え、映像としてプロジェクタに映し出します。

つまり住宅に差し込む光の変化を検証するための装置なのですが、通常の採光シミュレータ(建築の研究所なんかにあります)では模型が据え置かれて太陽が動くのと反対に、こちらでは太陽が固定されており、地球と住宅模型の方がくるくると回転するのがミソになっています。あえてこのような「地動説」を採用したのは、オブジェとして面白い形になりそうだと言うのもありますが、我が事務所の設計思想とも関連しています。



山本卓郎建築設計事務所では、住宅の設計に当たって「敷地の一番いい場所をプライベートな屋外空間として確保し、その周囲に内部空間を配置することでプライバシーを確保しながら心地良い景観・採光・通風を得る」という方針をしばしば提案しています。

もちろん、我々はそのような屋外空間を確保することが多彩な光の変化を住宅に取り込む事につながり、生活を豊かにすると確信しているのですが、一般の方々の中にはそこまで光の変化が建物の表情を変えるとは同意しづらい方も多くおられるようです。何しろたてものは「不動産」であり、動かず変化しないものの代名詞でもあります。



そのような中,今回の展示ではあえて地球と住宅を回転させてやることで、建物が決して変化せず留まっているものではないこと、むしろ地球とともにダイナミックに変化し、その表れを刻々と変えるものであることを来館者のみなさんにご理解頂きたいと考え、このようなインスタレーションを製作しました。願わくば、窓をポツポツと開けただけの採光とは全く違う光に満ちた生活を、展示をご覧になった方々が想像して頂ければと思っています。

YouTubeには、F-WHITEを載せた「惑星」の他、八ヶ岳の山荘を載せた「惑星」の画像も載せています。是非ご覧になってみて下さい。

惑星 + Y-HOUSE動画
惑星 + F-WHITE動画2

2012.07.13
 2012.07.12
「住まいの惑星」展、中日を折り返して本日から後半戦の開始です。
http://www.ozone.co.jp/event_seminar/event/



設営→開幕→撮影→オープニングパーティー→週末の混雑、平行して宣伝活動や来て下さった方へのお礼・・と嵐のような一週間でしたが、なんとか乗り切ることが出来ました。これまでに会場にお越し頂いた皆様方、誠にありがとうございます。



様々な小さいトラブルには見舞われていますが、幸いここまで大過なく展示を行っています。むしろ予想外の収穫も多く、その代表的なものがこの写真。本展を担当して下さっているOZONEの溝口さんが消灯後の館内で撮影されたものなのですが、ちょっとこの世のものとは思えないほどの見事な写真となりました。



これなど、アポロ8号「地球の出」を彷彿とさせる一枚です。iphoneで撮ったんだそうですが、結構性能がいいんでしょうか・・。今後模型写真をiphoneで撮る時代がやってくるのかも知れません。

「住まいの惑星」展、会期は7/17(火)まで。閉幕までに是非会場に足をお運び下さい。

2012.07.12
 2012.07.11
「住まいの惑星」展、開幕二日目の7/6(金)にオープニングパーティーが開催されました。



ちゃんとパーティーの体を成すほどお客が来てくれるのだろうか?と危惧していたのですが、雨の中にも関わらず50人を越える方々が集まって下さいました。本当にありがとうございます。



そんな中、私はと言えば前日までの設営準備と告知活動により完全に寝不足で、夢うつつのうちに一時間半が過ぎ去ったという印象です。挨拶とか、結構訳の分からない状態だったかも・・。



下写真は今回の最年少参加者、I-HOUSEのクライアントIさんの息子さんです。「惑星」の表面に立つ人間を恐る恐る触るの図。かわいいなあ。



残念だったのが「惑星」のメイキングフィルムの件です。

スタッフが「惑星」製作時の写真を元にパーティー用にメイキングフィルムを作ってくれていたのですが、上映する段になって私のMacbookがプロジェクタにつながらないことが判明。私はコネクタを持っていたのですがスタッフはそれを知らず、私も忙しくて彼らのトラブルを聞き流していました。



以上の事情はパーティーの閉幕後になって判明したため、やむなく私とスタッフ3人、OZONE溝口さんと設営を助けて下さったInDesign中山さんの6人でメイキングフィルムを鑑賞しました。音楽はGilbert O'Sullivan "Get Down" → Oasis "Don't look back in anger"。なんか高校の文化祭の思い出って感じ・・。良かったら、ちょっと想像してみて下さい。

2012.07.11
 2012.07.05
新宿リビングデザインセンターOZONEでの山本卓郎建築設計事務所「住まいの惑星」展、本日からスタート致しました。



予想通り最後はバタバタしましたが、なんとか開催に漕ぎ着けることが出来ました!これから7/17(火)までの約2週間、頑張って作品や仕事のアピールをする機会としたいと思います。よろしくお願い致します。

http://www.ozone.co.jp/event_seminar/event/



初日は平日の昼間ということで穏やかな客足でしたが、それでも幾組かメディア関係者が取材に来て下さり、夕方には仕事帰りの友人も何人か駆けつけてくれました。なかなか嬉しい滑り出しです。



明日はいよいよ7/6(金)、会場にて19:00からオープニングパーティーが開催されることになっています。にぎやかなパーティーになればいいのですが・・。是非多くの方々にご来場頂きたいと考えていますので、皆様お誘い合わせの上お越し下さい。



取り急ぎ、開会のご報告まで。開幕のバタバタが一段落したら、改めて展示内容などについて詳しくお伝えしたいと考えています。

2012.07.05
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