2012.10.27
建築ジャーナル別冊「東京の若手建築家とつくる家」が近日発売されることになりました。私も若手建築家の一員として掲載されることになっています。



紹介された建築家は55組、アイウエオ順なのでヤマモトは最後の方の掲載です。小学生の時の注射以来、いつも後回しにされてしまう我が名字が恨めしい・・。アアルトみたいに、英語でも日本語でも最初に来る名前になりたいものです。



作品は一人一点が主に紹介されているのですが、東京の作品ということで「H-ORANGE」を取り上げることにしました。

いつもはなかなか東京に建っていると信じてもらえないロケーションの「H-ORANGE」ですが、最初から「東京の」と銘打たれた場合には異彩を放っていいのではないかと考えています。解説は是非「東京の若手建築家とつくる家」を読んで頂きたいのですが、事務所のHPにもまとめられているので良かったらそちらもご覧下さい。
http://takuroyama.jp/works1.htm



表紙には、私の顔のイラストも描かれています。本人の感想は微妙・・。このイラストに関しては、校正どころか存在すら知らされませんでしたが、それもむべなるかな。親しみやすく感じてもらえればいいのですが。

「東京の若手建築家とつくる家」、書店に出回るのは、11月10日前後の予定だそうです。見かけたら、是非パラパラとめくってみて下さい。

2012.10.27
 2012.10.24
雑誌「住まいと電化」11月号が発売されました。先月号に引き続き、山本が執筆した「住まいのアイディア・ノート」が連載されています。



今回紹介する提案は「ブリッジの家」と名付けられています。

是非この場でも詳細を説明したいところなのですが、それでは記事の内容と一緒になってしまうので割愛。すこし前のバージョンながら、フルカラーの解説がホームページにてご覧頂けるので良かったら覗いてみて下さい。
http://takuroyama.jp/works1.htm



この「ブリッジの家」、実はもともと現在工事中の金沢I-HOUSEの為に考えたアイディアを下敷きにしています。プレゼンテーションの前日に突如思いついて、大急ぎで図面とCGを作ったものでした。



残念ながらI-HOUSEの敷地は地下水位が高く半地下の計画が向いていなかったため、この案が採用されることはありませんでした。やむを得ないもののやはり惜しい!と思い、7月のOZONE展覧会では拡張案の模型とプレゼンテーションボードを作って展示を行っています。今回はそれらのイラストと文章を、雑誌向けに再構成して掲載して頂きました。



今回の記事では分かりやすさを優先して敢えてマンガ風に絵を描いたのですが、やはり白黒はちょっと寂しいな・・。オマケに9月のブログで載せたドローイングをくっつけておきます。いつかこんな贅沢な家も手掛けてみたいですね。



次回の「住まいのアイディア・ノート」は2月号に掲載予定。またレポートしようと思います。

2012.10.24
 2012.10.17
金沢の仮称I-HOUSEがついに地鎮祭の日を迎えました。長い道のりでしたが、ようやく現場が始まることになります。



大安の朝,薄曇りのなか敷地に関係各位が集まり、工事の無事を祈りました。既に旧居は撤去され、整地も済んで建物の外形が縄で描き出されています。



儀式風景です。よく考えたら、私も神主さんが来ての本格的な地鎮祭は初めてかも・・。金沢では鋤を入れたりはしないようですね。神様は八幡様でした。



神主さんと共に家の四隅に塩を撒くIさんご一家。工事中は山あり谷ありだと思いますが、是非このメンバーで笑って竣工を迎えられるよう頑張りたいものです。



玉串奉献は参加者全員が行います。Iさんの息子さんも、お父さんとお母さんに助けられて二礼二拍一礼。



儀式は滞りなく進み、和やかな雰囲気のうちに三十分程で終了しました。

今回の金沢出張、地鎮祭はもちろん重要な用件でしたが、実務面では各業者との工事開始に伴う打ち合わせも負けず劣らず重要な仕事になってきます。前後四日間、みっちりと打ち合わせを行い、問題点や処理事項を洗い出して来ました。喋りっぱなしで喉が痛い・・。

持ち帰り事項も大量に発生し、しばらくは各種の後始末に謀殺されることになりそうです。頑張らないと!

2012.10.17
 2012.10.03
雑誌「建築ジャーナル」の企画で、構造設計家の山田憲明氏と対談をする機会がありました。テーマは「建築と音楽の調和」です。



場所は飯田橋・CANAL CAFE。初めて来ましたが、お堀に面したとても気持ちのいい場所です。上はインタビュー収録中の山田氏と建築ジャーナル編集長の中村さん。夕闇せまるオープンテラスの一角で対談が行われました。

今回の企画は山田氏と私が共に大学時代、ジャズのビッグバンドに所属していた縁で実現したのですが、正直二人とも自分の音楽的能力の限界を痛い程知っている身です。建築はともかく、音楽について意味のあることが語れるのか?山田氏とともに危惧していたのですが、二人でアイディアを出し合った結果なんとかそれらしく話をすることが出来ました。たぶん。

そんなことで不安の多いイベントだったのですが、実際に二人で話していると意外にも全く新しい音に対するアプローチのヒントが見えて来て、なかなか興味深いものがありました。私はどちらかというと口に出して話す事で考えを進めるタイプなのですが、こういう機会があるとそれまで考えた事のなかったアイディアがポロッと生まれることもあります。やはり何でもトライして見ない事には、自分を豊かにする肥やしにも出会えないのだなと感じた一晩でした。

今回の対談内容は「建築ジャーナル」11月号の「音」特集に収録される予定です。まだ原稿が起こされていないので上手くまとまるのか不安な部分もあるのですが、そこは中村さんが何とかして下さることでしょう!結果を楽しみに待ってみたいと思います。

2012.10.03
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